りなさんの絵日記

 26歳の誕生日を12日過ぎた朝、突然にして、立つことも歩くことも出来なくなってから約2年半の歳月が過ぎました。その間、麻痺は全身に及び、四肢の自由がなく、視野欠損・難聴・右顔面の感覚異常による構音障害にも悩まされています。今度は永久ストマ―(人工肛門)…元々麻痺の影響で、排出も思うように出来なかったが、皆と同じようにあった物が、また一つ無くなってしまう。私の話を聞いた健常者のほとんどの方から「私だったら…耐えられないです。」という反応が返ってきます。私自身、完璧に自分の障害を受容できているとは言えないけれど、あの日から必死に生きてきた中で、1つ言えることがあります。それは「当たり前に明日が来る幸せと普通に生きられる喜び」を知る者は、どんな時も強いということではないかと思います。  今はコロナ禍の中、毎日、自殺のニュースを見聞きします。辛いことがあって今は、もうダメだと思われているのでしょう?この私も2年半もの間、心の中はいつも乱高下の毎日でした。でも今は、生きいて良かったと思います。皆さんには自由に歩いて行ける足があります。命があって良かったと思える時が、いつかきっと来ます。だから生きてください。私の心に響いた詩があります。