モグタン


3月 鉄道大好きなモグタンです。  中途失明の方への歩行アドバイス ① 体験者だから言えること                 今回も鉄旅ネタではなく、ここ何回か続けてきている「お出かけの工夫」についての話をさせていただこうと思います。 一人で遊び歩く大前提として「白杖歩行」もしくは、「盲導犬ユーザーとなる」かのどちらかが必要ですから、私には関係ないなんて思われる方も多いかも知れません。ですが、個々で日常生活における様々な工夫はなさっておられる事でしょう。 ここでご紹介する工夫が、家族や、知人、ガイドヘルパーさんなどとのお出かけでも役に立つヒントがあるかも知れませんので、よかったらおつきあい下さいませ(ぺこり)。以前の話とかぶる部分も多いと思いますが、もし外出先での様々なハードルを少しでも下げる役に立てばうれしく思います。 視覚障害者となりますと何が困るか?色々ありますが、まずは自らのミスでハードルをあげてしまうことだけはなるべく防ごうというのが、私の考える工夫の根底にあります。 その一つが「手放したら困る物に紐をつけておく!」という手法です。 過去に自分のミスで手放してしまって困った物に「白杖」、「バスに乗るためのICカード(遠鉄の ナイスパス)」、「障害者手帳」などがあげられます。 白杖はまだ杖を使い始めた時に落としてしまい、しかも結構傾斜のきつい坂道でしたから白杖がかなり遠くまで転がってしまったのです。音から察すると3㍍以上は転がったようですし、その方向がどういう地形か杖がないので手探り、?足探り?しかありません! 周囲にも助けてもらえそうな人影はないようで、本当に途方に暮れた苦い思い出です。 グリップの所にある紐を、ストックを持つときのように手首に通してはいましたが、何のひょうしかするりと抜け落ちてしまいました。 そこで無い知恵を絞り「手首に緩く通るゴムの輪を通し、ばねのように伸びチジミする紐を介して白杖と繋ぐ」という手法です。 バネのように伸びチジミしますので、歩くときや、何かを持たなければならない場合も抵抗なくスムーズに利き手を使えます。咄嗟に何かを掴む必要ができたとしても、白杖がどこかにいってしまう心配はありません!また両手をいつでも自由に使う事が可能となるのも魅力です。 なお手首に巻いてあるゴムの輪は緩めなので、少し強く引っ張られるだけで簡単に抜けてしまう程度にしてあります。 万が一にも杖を引っ張られるような状況に陥ったとしても体を持って行かれないための用心です。                         ② その後、太さや、長さをICカードや、障害者手帳など目的に合わせて色々試しました た紐が絡み合うと回復させるのに一苦労しなければならない欠点が判明しました。しかもかなりの頻度でその現象は起こるのです。無理に引っ張ると肝心の紐が壊れてしまいますし、急いでいるときに紐が伸びないのでは本末転倒です! 徐々に使用する数を減らしていきますが、やはりICカードと障害者手帳だけは紐を付けないで持ち歩くのは心配です! 単なる紐にすれば絡み合っても比較的簡単にほどけますが、伸縮はしてくれませんので、その長さが問題となります。 あまり短くすると使いにくくなります。場合によっては紐を一端外さなければならない事もあります。だからといって長くするとからみやすくもなりますし、たるんだ紐を何かに引っかけてしまう事もあり安全ではありません。 そんな時「100円ショップ」でコード巻き取り式のフックを見つけたのです。 実はこの前に「コード巻き取り式ヘッドホン」を秋葉原のお店で購入してとても便利と感じていたので、似たような物はないか?とあちこち探していたから見つけられたのです。 使用しない時には紐はリールの中に巻き取られていますが、いざ使用したいとなれば、軽く引っ張るだけでするすると紐が伸びてきて、目的の位置まで持ち出すことができるのです。 引っ張るのを止めれば自動的に紐は巻き取られますので、手間はいりません。 また万が一、手から滑り落ちたとしても紐をたぐり寄せればよいだけなので、落とした物を探し回るなんてことはしなくて済みます。 形状もいくつかのタイプがありますし、伸びちじみする長さも40㎝くらいから75㎝くらいまであるので、用途に応じて使い分けています。 腕を伸ばせる範囲は十分伸びチジミしてくれるので、とても便利に感じています。 先にあげた物以外にも、家の鍵、カードケース、小銭入れなどにも利用しています。ちなみに障害者手帳はジップロックのようなファスナー付きの透明な袋に入れ、それにコード巻き取りの紐を付けてあります。しかも障害者手帳と一緒に交通系のICカードを入れてあるので、同行者と一緒に乗り物に乗るときも素早く手帳とICカードが使えるようにしてあります! 「物別の収納!」は私だけでなく、多くの方が実施されているかと思います。                                小銭入れや、家の鍵、ICカードなどあまり大きくない物を一カ所にまとめて入れてしまうとその中から目的の物を探すのにとても苦労してしまいます。      ③ やっとの思いで目的の物を探しだし、ようやく取り出したら別の物を落としてしまったなんて失敗をやらかす方もおられるかと推察します。 こうした悩みを解決する一番の手法は「小分け収納」以外にはないのではないでしょうか? さらに言えば、小分け用のバックINバックを利用するよりも、「なるべく多くのポケットがついているバックを利用する」につきると思います。 ポケットが多ければ1カ所に入れる物の数を減らす事ができ、結果的に目的の物を素早く取り出すことにもつながる訳です。 ところがこれが私の場合行き過ぎ?てしまい、別の問題を抱えています。 リュックサックとか、ショルダーバックに収納しても、すぐ取り出すことはできませんし、バックは用途に応じて持ち替えることが多く、その度に中身を入れ替えるのはとても手間です。 そこで私はウエストバッグにあれもこれもと詰め込む事になり、とても重いバッグを常に腰に巻いていなければならなくなってしまいました(苦笑い)。 腰痛持ちの私が、とても重たいウエストバッグを手放せないというのは何とも皮肉でなりません。 そんな「大きく、重たいウエストバック」の中を覗いてみますと、銀行のカードやお札など、貴重品を入れられる大きな長札入れ、予備の杖と、簡単な修理キットも入れてあります。 他に障害者手帳、小銭入れ、ティッシュ、カードケース、複数のICカードなどもあります。 変わった物には小型のハサミとか、メジャーや、単3、単4の電池なんて物まで入っています(笑い)。 最近増えたのが携帯電話の替わりに使い始めたスマホに関する物です。 予備充電のバッテリーや、充電ケーブルなどの他にも、通話を楽にできるとか、周囲の人に操作音を聞かれたくないときに使うため「ハンズフリーのイヤホンマイク」なども持ち歩く仲間入りしてしまいました! あぁ荷物が・・・(笑い)。 これらを全てウエストバッグに詰め込むため、年々巨大化してゆき、当然のこととして重くもなってしまいました。それでも止められないほど便利なウエストバック詰め込み作戦です(笑い)。 重い、重い、と愚痴りながらもさらに巨大化は続くのだろうかぁ?? これに勝る大型のウエストバックを旅の時には使います。それは「デジタル1 眼レフカメラ」を入れられる大型のウエストバックを使うからです! ニコンのフルサイズタイプで、4倍のズームレンズ付きなので、かなりの大きさと、重量があります。  ④ しかも、予備のバッテリー、スマホ、カードケース、小型の財布・なども一緒に詰め込むんだからあぁ重いこと! さすがにこれはしんどいですねぇ!1日どころか、1時間もすれば腰が・(笑い)。 それでもすぐに取り出して撮影ができる魅力には勝てずについつい重くて、 大きなウエストバッグを愛用してしまいます。懲りないやつですねぇ(笑い)。 このカメラバックを付けるとどうなるか?気になる方はお声がけ下さいね! きっとその大きさと、重さにあきれること請け合いです(笑い)。 ウエストバックを利用していると、「トイレ」の利用が面倒になりますが、15年以上の経験から慣れで、もうあまり気にならなくなってきています。 でもカメラバッグの時はさすがに面倒を感じますが・・。 さてこうした工夫をして外出をする訳ですが、出た先でも様々な手法を駆使??します。 一番多いのは各施設(公共交通手段含む)の係員さんのサポートに頼ることです。これができるかできないか?で外出できる範囲は極端に変わります。 スーパーや、コンビニなどで欲しい物を探すのが困難な私には店員さんの協力は必須です! 一緒に店内を回っていただくのがベストですが、最悪でも希望商品を取ってきていただかないと購入そのものができないです。 また食事に出かけた場合、毎回毎回立ち寄るお店ならメニューは覚えているでしょうし、テーブルなどの配列もおおよそは解っているので何とかなりますが、初めてとか、年に1度行く程度のお店ではちょっと無理があります。 こうした時、テーブルへの案内、メニューの紹介などをお店の方がして下さるのなら、店の入り口まで足を運ぶことさえできれば店舗の利用が可能となる訳です。 まぁこのお店の入り口まで行く!この事事態が大問題なのですが・・。 地元のお店なら歩行訓練を受けて何とかなるかもしれませんが、それでも10店舗も20店舗もという訳にはなかなかいかないでしょう。 ですが、お店近くまで行くだけなら白杖歩行を長く続けてきた私には特定の条件が整えば不可能ではなくなってきたのです。  バス停から近いとか、数百㍍離れていても同じ道路沿いにあるお店なら案外行けてしまうのですね。 数十㍍程度まで近づく事ができれば、周囲におられる方に店舗の入り口を教えてもらえるでしょうし、お店へコールして道路上にいる自分を見つけてもらう 事も可能となる訳です。私は結構この手法で旅先での食事を楽しんでいます⑤(ニコニコ)。 たどり着けなければそれはそれでいいかな?と気楽に構えているからですが、あきらめた事はあまりない気がします。 無論諦めた事もかなりありますが、多くの場合は、時間的な制約だったり周囲に尋ねられそうな人が見つけられなかった場合かな? 実際の行動は、スマホアプリで、方位と、距離をモニターリングしながらの歩行となります。 ずっと耳を澄ませて歩くのは集中力の問題もありますので避け、交差点とおぼしき地点で確認する程度にしていますので、通常の白杖歩行と比べても、それほど大きな負担ではない点がきもかな? 無論事前に地元の詳しい方からの情報収集は欠かせません! 「駅前の通りを200㍍くらいいった先を左に曲がって3件目が目的のお店だよ」と聴いただけではだめです。この程度の情報なら簡単にスマホから入手できてしまうので、もっと具体的な事をお尋ねする訳です。 歩道の状態とか、信号機の数とか、交差点の交わる地点の状況などをお尋ねします。 一番の重要事項は、目的地は道路のどちら側にあるか?です。 アプリでは道路のどちら側にあるかまでは案内してくれないのです。中央分離帯があるような大きな道路の場合、反対側に店舗があれば一端信号機のある交差点まで逆戻りしなければならないからです。 歩道の状態を確認するのも、以下のような理由からです。 同じ幅の歩道が続き、点字ブロックも敷設されているのか?それとも歩道の幅が急に狭まったり、広がったりしていないか?また途中で歩道が途切れていないか?も重要な事項です。 視力があれば道路の幅が狭まり、歩道もなくなったと簡単に判断できるかも知れませんが、白杖だけで歩く私には、歩道がなくなったという情報がない限り、「歩道から外れてしまった!」という判断になるからです。この場合道路の横断も含まれるので、やはり経験のない道程を白杖だけで歩くのはリスクを背負っているのは間違いありません。 今まで無事でしたからこんな事を簡単に述べていますが、実際には危なかった                                    可能性はあるかも知れません。知らぬが仏だけかも・・(苦笑い)。 知らない土地で、宿泊先や、興味を持った食事処へ行くのは結構ハードルが高いですが、駅へ向かうのは比較的楽に感じます。実際スマホに頼らなくても行ける事が多いかな?人の流れが駅に向かっている事が多いので、その流れに沿えばよいからです。                         ⑥ 「ピヨピヨ」、「カッコウ」などの音声信号は駅周辺の設置が多いので、複数の音声信号が聞こえてくれば「駅近し!」のサインと見てもよいかな?これと同時に階段を示すチャイムとか、エスカレーターの案内音声も駅周辺が多いかな? またバスターミナルが隣接されている場合が多いので、それらを連想させる音は重要な手がかりとなります。 当然列車の走行音や、駅のアナウンスも聞こえてくるようになるはずです! 人の流れが多くなってくれば尋ねるチャンスはどんどん増してゆくので、駅近くかな?と思ったら周囲の人に」駅の改札はどっちですか?」と尋ねることも容易になっていきます。 中には同じ目的地(改札まで)行くからと手引きを申し出てくれる方も決して少なくありません。 声をかけるやり方というか、どういうタイミングをみはかるかと言いますと、最大の狙い目は、同じ方向に向かっていて、比較的若そうなグループの方です! 理由は簡単です。若いグループは、にぎやかに会話をしながら歩いている事が多く、どういう感じの人が、どの方向のどのくらいの距離におられるか?をほぼ正確に判断できるからです。また若い子が複数でいる場合、だいたい一人くらいは積極的に手助けしようか?という子が混ざっている可能性が高く、別の目的があるにもかかわらず、希望している場所まで誘導していただける事も決して少なくないからです。 後の狙い目としてはあまり早歩きでない方の足音を目指します。 早歩きという事は「急いでいる」場合が多く、ご本人に手助けの意志があったとしてもなかなかサポートできない可能性が大きいですし、声を掛けるタイミングも難しいからです。 また止まっておられる方は足音がしませんので、どこにおられるか?の判断は会話をなさっておられなければまず解らないです。 しかし歩いている人は一端立ち止まっていただく必要があるため、混雑している場所ではなかなか声かけそのものが難しくなります。 でも一つだけ大きなチャンスがあります! それは信号待ちしている方々です。                   時間に余裕があれば、1サイクル、信号を見送る事で人の動きはおおよそつかめますし、次に信号の変わるタイミングも見計らうことが可能となります。 すぐ青になるようなタイミングで声かけしてもなかなか反応してもらえにくいですが、十分余裕のあるタイミングを見計らって少し大きな声で「駅へ行きたいのですがこの方向でいいですか?」と尋ねれば、           ⑦ 多くの場合どなたかが反応して下さいます。 このとき「駅の近くにいるのだから、改札まで案内してよ」なんて態度を少しでも見せたら多分相手にしてもらえないと思った方が良いでしょう。立場を置き換えて考えてみればおわかりいただけるはずです。 反応して下さった方から、具体的にどうしたいか?を尋ねられればしめたものです。 その時は、自分が何をしたいかを具体的に示し、その目的のためにどのようなサポートをして欲しいと思っているかを伝えます。 たとえば、駅の近くで入り口がよく分からず迷っていた場合は、「東海道線に乗って、浜松へ行きたい。JRの改札へはどう行けばよいか?教えて欲しい」といった具合です。 この時改札まで案内して欲しいとこちらから希望を出すより、行き方を尋ねるだけの方が案内してもらえる確率が高いです。 一つには「口頭で説明するのが難しいから案内した方が楽かも・・」と感じる方が多いからではないか?と推察しております。 乗り換え方などよく解らない時は、最終目的を伝えた上で、」駅員さんのいる所へ行きたい」というのが無難と思います。 東京駅や、新宿駅のような都会のマンモス駅だと、お尋ねした方がよく解らないケースも少なくないので、「どの改札でもよいので、方向が解れば教えていただけると助かります」と言うようにしています。 なにせ都会には私同様「地方から来ている方」も非常に多く、駅の様子をよく知らない方も多くおられるからです。 しかも大きな駅だと構内に入ってから改札まで100㍍以上歩かなければならない事もあります。 また改札も沢山ありますし、複数の鉄道会社が同じ駅を共有している場合もあります。 こうした駅では自分の目的地と同じ場所へ行かれる方に話しかけられる可能性はかなり低いというのは解っていただけるでしょう。同じ改札へ向かう方に出会うまで同じプロセスを繰り返すのも一つの手段ですが、私は反応して下さった方の解る範囲内で、自分の目的地へ近づく情報を得ます。       駅の入り口にまだ入っていなければ入り口を、看板などが見える範囲内におれば、目的に近そうな看板の示す方位を教えてもらうのです。要するに少しでも目的地までの距離を詰める作戦です! 距離が縮まれば、次にサポート要請された方は自分と同じ改札へ向かっている                                   ⑧ 方に遭遇する可能性が増してきます。駅員さんに直接つないでもらえる可能性 もぐっと増えてくる訳です。 もし方向と、距離を教えていただくだけにとどまったとしても、さらに目的の改札までの距離を縮める手助けになるはずです。 改札まで20㍍を切れば、人の流れや、自動改札の音などから向かう方向と、位置が解るようになるので、あとは点字ブロックを見つけて「有人改札」を目指せばよい訳です。 大きな駅だといくつかの鉄道会社の改札が混在していますので、折角たどり着いた改札が目的の鉄道会社ではない事もありえます。 ですが少なくとも駅員さんには遭遇できます。 ここで目的の改札まで案内していただけるかも知れません。 もし案内はしていただけなくても、明確な順路を教えてもらえるのは大きいです。 たとえ駅員さんが不親切だったとしても、改札近くにはとても多くの人がいるので、中には手引きを申し出て下さる方に巡り会う可能性は高いのも忘れないでおくと良いでしょう。 他によく使う手段として「売店で買い物をして、目的の改札まで誘導してもらう!作戦です。 しかし実現しない事もあります。店員さんには改札まで誘導する義務はないのですから。期待しすぎないことは大切です! どうやって売店を見つけるのか?これまた音が頼りです。 駅構内を歩いていると、レジの「ピッ ピッ」みたいな音がよく耳に飛び込んできます。このレジの音らしきものを耳にしたら、耳を澄まして音のしてくる方向と、距離を見定めることで、お店の位置を推測し、お店の入り口(カウンター)を目指します。 お店に入れれば、この後の旅で必要と思われる物を購入するついで?に改札まで案内してもらっちゃおう!という「一石二鳥」を狙うわけです!(笑い)。 どうせ駅員さんに介助依頼をした後、売店へ立ち寄って、買い物をする事が多いわけですから、私には何らリスクにはなりません。 そんなこんなでさまざまな手段を駆使してお出かけしていますが、白杖歩行に(盲導犬)ある程度の自信を持つ事ができれば、            案外勝手気ままなお出かけのハードルは高くないと感じられるようになっていると私は思います! 無茶をするのはよくないでしょうが、自分の幅を広げるためにほんの少しだけ背伸びをして見るのは悪くないかな?と感じています。         ⑨ 決して身の安全を危ぶむような背伸びはしないで欲しいですが、ほんのちょっとの勇気で別の世界が広がるかも知れないという事は是非忘れないで欲しいと痛切に願っております。 すこしどころかとても偉そうな発言ご容赦下さい。(ぺこり)。繰り返しになりますが、手近なところから徐々に出かけられる範囲を一つ一つ増やして行かれるのは良い事だと私は信じております。 外に出て行くにはそれなりの金銭的な負担もありますし、周囲の人々のご理解も獲なければならないので、決して簡単ではないですが、「あいつは特別」と諦めてしまう事だけはしないで欲しい物です。 何度か紹介しています「私の工夫」はなにも遠出するためだけに役立つ訳ではないという点をお見逃しなく! 目で見て判断できないなら「耳」で「鼻」で自分のいる場所を把握するよう努力はできますし、手で触れてどこにいるかが解る事もあるのですから、あきらめない気持ちを持ち続けて欲しいです。 階段を1段あがると見える範囲がぐっと広がります。これと同じで、一つ所に立ち止まっていては全く見えてくる(感じられる)世界は変わりません。 今よりほんの少しだけ先へ足を踏み出せば、その踏み出した分だけ別の世界が見えてくる(感じられる)はずです。 だまされたと思って是非御自身で興味のあることに手を、足を踏み出してみて下さい。何も外出する事が挑戦ではありません。読書をする事でも良いでしょうし、スマホに挑戦なさるのも良いのではないでしょうか? まずはトライしてみないと本当の難しさは解ってこないはずです。案外難しいと感じていたことがするするできちゃったりする事もあり得ます。 新しい事に挑戦するだけできっと昨日までとは違う世界が待ってくれているはずです。 いやぁまたちょっとテンションあがりすぎですね(苦笑い)。 私の話に少しでも触発されて新たな世界へ向かう方がお一人でもおられればとてもとてもうれしく思います。 次回は1年ぶりのお出かけしたお馬鹿な旅レポかな? 新型コロナウイルスの感染リスクを考えると自粛するべきかも知れませんが、この文を書いている時点ではお出かけを決断していますので、そんな旅レポできればと思います。