シーンボイス浜松ご案内





「浜松市福祉交流センター 録音室」で、
        音声ガイド制作 を行っている「シーンボイス浜松」

      「映画を鑑賞することは誰にでも保障されているのか?」

映画は、視覚と聴覚でアクセスして鑑賞するものだが、視覚でアクセスできない場合でも映画の鑑賞を行うことが可能でなければならない。

「シーンボイス浜松」は「音声ガイド」で視覚情報(映像)を説明して、視覚からのアクセスができない場合でも、映画の鑑賞ができるような環境を作るための活動をしている。

これは、普通「バリアフリー映画」といわれているもので、視覚情報を音声による「解説」にしたものを、FM電波によりラジオに送信し、鑑賞者は映画館の座席でFMラジオのイヤフォンからの「音声ガイド」聴いて、情景を心に描きながら、映画を鑑賞できるようにしたものである。

「バリアフリー映画」のもう一つの要素は、音声情報を聴覚でアクセスできない場合は、「字幕」制作によりアクセスを可能にするものであるが、「シーンボイス浜松」では「字幕」制作は行っていない。

「シーンボイス浜松」では、これまで、浜松の「福祉交流センター」、「シネマイーラ」などで、バリアフリー映画の上映を行ってきた。

        「音声ガイド」 ボランティアスタッフ募集
浜松市でWindowsパソコンを使って「音声ガイド」の制作に参加ご希望の方は、浜松市福祉交流センター内 一階 ボランティアビューロー内 「録音室」まで御出でください(月、水、金曜日 午前9時から午後2時頃まで活動)

活動内容:音声ガイドのシナリオ作成、シナリオの録音、映画に合わせて音声ガイド編集
     Windowsパソコンの基礎知識の習得、デジタル録音技術の習得などの研修
   
            浜松市福祉交流センター の所在地は
       〒432-8035 浜松市中区成子町140-8  

        次回のバリアフリー映画の開催予定のお知らせ

           映画「イーチャンの白い杖」(108分)
    5月29日(水)   開場:午後6時   上映開始:午後7時
           浜松ハーモニーロータリークラブ主催
       会場:シネマイーラ(浜松市 中区田町315-34)

鑑賞希望の方は、福祉交流センター ボランティアビューロー録音室へ直接か               

scenevoicehama@gmail.com へ メールでご連絡ください


 

7月ご案内

C-38B

 

 

 

声を「拾う」もの  それは マイクロフォン

音声ガイドは「声」によって映画のシーンを解説するものです。今回は、「声」や「マイクロフォン」(以下マイクと略)についてちょっとごお話したいと思います。
「声」は、「マイク」によって拾われます。「声」にもいろいろあるように、「マイク」にもいろいろあります。(ダイナミックマイク、コンデンサーマイク、リボンマイクなど)
「声」と「マイク」の相性というのでしょうか、合うものを見つけて、それで「声」を拾うことがとても大切です。つまり「適正」というものがあるのかもしれません。

日曜日の夕方の「笑点」という番組前半で漫才が登場する時必ず使われるマイクがあります。それは「サンパチ」と通称されるものです。舞台の中央にスタンドマイク一本立っていて、そこに上品な縦長のマイクが一つ優雅に載っています。漫才は動きが激しいものもありマイクに近い時や、ちょっと遠く離れる時もあるのですが、そのような状況にも適応しているから使われるのでしょう。

これは、NHKとソニーの共同開発された「C-38B」(ソニー)
というマイクで、1970年に発売されたものですが、
それが現役で今でも第一線で活躍しているのは驚きですね。
このマイクは、落語でも使われていますので、
寄席に必要不可欠なものになっています。ぜひ使ってみたいものですが、
ちょっと高価(13万円くらい)ですがね。

1961年NET(現在のテレビ朝日)系で放映された『アンタッチャブル』という、FBIのエリオット・ネスの活躍を描いた連続ドラマがありました。ロバート・スタック演ずるエリオット・ネスの吹き替えに、日下武さんが挑みましたが、ロバート・スタックの冷たい雰囲気を「声」で表現したいと考えたのですが、思うような「音」で表現できませんでした。悩んだ末に多くのマイクを試し、ついに、あるマイクに出会いました。それがあの声の表現に寄与したというのです。「声」の演技には、その「声」に合うマイクロフォンが必要だったのです。日下武さんの「音声」を聴く機会があればよいのですがね。
                      「幻のマイク」
福祉交流センター録音室には、ダイナミックマイク、コンデンサーマイク、
リボンマイクなどがあります。自分の「声」をいろいろなマイクで拾って
みて、自分の「声」を改めて「聴いてみては」いかがですか。
「マイク」変換器です。マイクによって自分の「声」がどのように「変換」されるのか?
Scene Voice Hamamatsu (SVH)
Abukawa